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探偵コラム

もしかして結婚詐欺かも!アメリカ人男性になりすます手口が増えています

「ある日突然、アメリカ人男性からSNSでメッセージが届いた」「軍医として働いていて、どうやら私に興味を持っているみたい」などの経験がある人はいませんか?

もしかすると結婚詐欺かもしれません。最近はアメリカ人などの外国人男性になりすます手口が増えているのです。

今回は外国人になりすます結婚詐欺の手口と、被害を防ぐための方法について解説します。

アメリカ人からのネットを通じたアプローチ!国際ロマンス詐欺かもしれません

FacebookやTwitter、そしてInstagramといったSNSが幅広い世代に普及した現代、これらのコミュニケーションツールを使った結婚詐欺が問題となっています。

また婚活サイトや婚活アプリなども同様です。

2020年には大阪府内在住の女性が婚活アプリで知り合ったオーストラリア在住と主張する男性から、470万円もだまし取られる事件がありました。

冒頭で述べたように外国人、特にアメリカ人などの欧米人になりすまして、日本人女性をターゲットとした結婚詐欺が日本国内で少なくありません。

結婚詐欺の被害は金銭だけではない

外国人であろうが日本人であろうが、結婚詐欺師の目的は金銭です。ターゲットからできるだけ多くの金銭をだまり取ろうとします。

しかし一方で被害者側に目を向けると、結婚詐欺の被害は金銭だけではありません。

生活をする上で必要となる金銭被害ももちろん大きなことですが、何よりも精神的なショックを受けます。

「結婚の約束までした人に裏切られた」「もう二度と誰かを信用したり、愛したりできない」など、人によっては金銭以上の被害を痛感することもあるでしょう。

外国人になりすました結婚詐欺の手口

続いては外国人になりすました結婚詐欺の手口を見ていきましょう。

SNSや婚活サイトなどを通して知り合う

まずはSNSや婚活サイトなどを通して知り合います。

SNSの場合は突然外国人からダイレクトメールが届いたり、あなたが投稿した記事や写真に対してコメントを残したりします。

外国人と関わった経験が少ないとついうれしく感じ、メッセージに返信をしてしまう人が少なくありません。

慣れない英語でのやりとりも楽しく感じられることでしょう。

最初は英語で「おはよう」「今日は何してた?」などの簡単なやりとりから始まり、次第にメッセージの交換頻度が増えていきます。

お互いの仕事や生活のこと、家族のことなどのやりとりをしているうちに、相手に対しての関心がどんどん高まります。

米軍所属や医師、弁護士、会社経営者などの職業をかたる

国際ロマンス詐欺をする外国人男性の場合、米軍所属や医師、弁護士、そして会社経営者などの職業をかたるケースが多く見られます。

特に多くの日本人女性にとって普段関わることのない米軍所属と聞くと、どこか「カッコいい!」と胸がときめくかもしれませんね。

また国際団体に所属する医師として、世界各地の紛争地で活動をしているとかたる外国人男性もいます。

どのようなケースでもしっかりとした職業に就いており、女性に金銭的な不安を抱かせないのがポイントです。

バツイチやシングルファーザーをかたる

バツイチやシングルファーザーをかたることも手口の一つです。

「妻に先立たれてしまった」「一人娘を男手一つで育てている」など、ターゲットとなる女性の同情を引くためにバツイチやシングルファーザーをかたります。

子供と仲良さそうに写っている写真を送り、信頼させようとすることも少なくありません。

会ってもいないのに結婚を申し込まれる

メッセージのやりとりや音声通話だけで、まだ実際に会ってもいないのに結婚を申し込まれます。

ターゲットとなる女性は婚活中であること、さらになかなか結婚相手が見つからないことが多いこと、外国人という非日常的な結婚にあこがれを抱くことから、詐欺師からの結婚申し込みに承諾をしてしまうのです。

理由を付けて金銭を要求される

知り合ってから数日~数ヶ月後に、突然金銭の要求が始まります。

「軍の仕事を辞めるために、一時的な保証金が必要」「お土産を送ったけど、税関で止められてしまった。手数料がないと日本まで送れない」「子供が病気で手術をすることになったけど、費用が足りない」など、一般的な結婚詐欺で使われる理由とは異なるのが特徴です。

外国人による結婚詐欺を防ぐための方法

最後に外国人男性による結婚詐欺を防ぐための方法を紹介します。

英語の文章をチェックする

1つ目は英語の文章をチェックすることです。

アメリカやイギリス、オーストラリアなど英語を母語としている国籍を名乗っているにも関わらず、実際には英語の文章がおかしいケースがたくさんあります。

実は詐欺師のほとんどが英語ネイティブではないためです。

単語のスペルが間違っている、簡単な文法ミスがある、文章があまりにも幼すぎるなど、英語の文章をチェックしてみることで詐欺かどうかを見抜ける場合があります。

英語が苦手な場合は、英語が得意な人に文章をチェックしてもらうと良いですね。

写真を検索にかけてみる

相手から送られてきた顔写真や、SNSなどに掲載している画像を検索にかけてみましょう。

Googleの画像検索を使えば、検索結果から元画像の発信元を特定できるかもしれません。

ただしスマホからの操作は難しいので、パソコンから検索してみましょう。

画像の発信元がまったく別の男性だった場合、結婚詐欺の可能性が高まります。

第三者に相談をする

最後は第三者に相談をすることです。

人は恋愛に夢中になると、客観的な判断ができなくなります。冷静に考えれば「おかしい」と思えることも、恋愛中は異変に気づけないのですね。

友人や家族など、誰でも良いので相談してみましょう。客観的なアドバイスをもらうことで、詐欺被害に遭う前に適切な対処ができるようになるはずです。

まとめ

アメリカ人をはじめとする外国人男性になりすまして、日本人女性から金銭をだまし取る結婚詐欺が後を絶ちません。

ある日SNSで見知らぬ外国人から、メッセージやコメントが届いたら要注意です。

手口はある程度共通しているため、今回紹介した記事を参考にして心構えや対策をすると良いでしょう。

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