探偵の素行調査はどこまでわかるの?失敗しない選び方も解説します!
夫や妻の浮気、結婚を予定している相手のこと、仕事上の取引相手、子供の友人関係など、探偵に素行調査を依頼しようと思っている人はいませんか?素行調査で最も気になることの一つが、「いったいどこまでわかるのか」です。
せっかく調査の依頼をしても、一番知りたかった情報が得られなければ意味がありません。お金と時間の無駄になってしまうでしょう。
今回は探偵の素行調査でどこまでわかるのか、失敗しない探偵事務所の選び方と一緒に解説します。
探偵の素行調査でわかること
それではさっそく見ていきましょう。探偵の素行調査でわかるのは主に次のようなものです。
相手の一般的な情報
まずは調査対象相手の一般的な情報です。
名前や住所、勤務先、誰と一緒に住んでいるかといった一般的な情報がわかります。またどのような人と付き合いがあるのか、友人関係や男女関係なども調べてもらえるでしょう。友人や異性の名前や住所、勤務先などもわかります。
浮気の有無と浮気に関する証拠
交際相手や結婚相手の浮気調査を依頼する場合、浮気の有無だけでなく浮気に関する証拠もつかんでくれます。
調査対象者の行動を徹底的にマークして、いつどこで誰と会っているのかを調査。夫婦関係におけて法律的に浮気として認められるのは、肉体関係があったかどうかです。
そのため浮気調査では浮気相手と肉体関係があったかどうか、つまりお互いの自宅に行き来しているところや、2人で一緒にラブホテルに出入りしているところを写真や動画に残してくれます。
また希望があれば浮気相手の名前や住所、勤務先、いつぐらいから関係を持っているのかについても調査してもらえるでしょう。
ストーカーの素性と嫌がらせに関する証拠
付きまといや待ち伏せ、自宅への嫌がらせなど、ストーカーに関する調査も探偵事務所では行っています。
現在日本ではストーカー規制法と呼ばれる法律があり、規制法に基づいて警察がストーカー問題へ介入してくれます。しかしストーカーによる被害を受けていたとしても、ストーカーがどこの誰なのかが分からなかったり、嫌がらせを受けた証拠がなかったりすると、警察によってはスムーズに捜査をしてくれない可能性も否定できません。
反対にストーカーの素性や具体的な嫌がらせに関する証拠があれば、法律に基づいて警告や接近禁止命令、処罰などをしてくれます。
探偵事務所に依頼するとストーカーの身元や嫌がらせの証拠をつかんでくれるため、警察への相談がスムーズに進むでしょう。
ギャンブルや借金の有無
4つ目はギャンブルや借金の有無です。これから結婚を考えている相手が競馬や競輪、パチンコといったギャンブルへ過剰にのめり込んでいたり、借金があったりすると結婚自体に不安が残ります。
探偵は調査対象者が競馬場や競輪場、パチンコ店などにどのくらい出入りしているかを尾行によって調べます。出入りしている頻度によって、どのくらいのめり込んでいるかがわかるでしょう。
また周辺への聞き込みや金融機関への出入り、所有している不動産や車などから、借金があるかどうかも調べられます。注意点が借金の額は調査できないこと。借金額や借入残高は、本人以外は照会ができません。
結婚前の調査—相手の素性を知るために
結婚を考えている相手について、事前に素行調査を依頼する方も少なくありません。特に、相手の過去の結婚歴や交友関係、借金の有無など、結婚生活に影響を及ぼす情報を確認しておくことは重要です。結婚後に予期せぬトラブルを避けるためにも、相手の素性を知っておくことは大切です。
素行調査では、相手の身辺調査を通じて、信頼性の高い情報を収集できます。例えば、過去に結婚歴がある場合、その理由や前配偶者との関係、また現在も続く異性との関係なども明らかにできます。さらに、相手の友人や仕事関係者の評判、過去の職歴や現在の経済状況なども調査の対象となります。
結婚前にこれらの情報を確認しておくことで、将来のリスクを減らし、安心して新しい生活を始めることができます。
失敗しない探偵事務所の選び方
巷には数多くの探偵事務所であふれており、それぞれで特徴や調査料金などは異なります。そのためこれから素行調査を依頼しようと思っている人の中には、「何を基準にして選べば良いのかわからない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
探偵事務所の中には悪質なところや、調査品質が低いところもあるので注意しなければいけません。
続いては失敗しない探偵事務所の選び方について解説します。
探偵業の届出をしているかを確認する
探偵事務所を選ぶ際には、探偵業の届出をしているかを確認することが重要です。2024年4月から探偵業届出証明書の廃止に伴い、新たに「標識」の掲示が義務付けられました。この標識は、各都道府県の公安委員会に届出をした証拠となり、探偵事務所内の見やすい場所に掲示されています。また、探偵事務所のウェブサイトにも標識が掲載されているはずです。
探偵業を営むためには、公安委員会への届出が必須であり、無許可での営業は違法です。標識には公安委員会の名称が記載されているため、これを確認することで信頼性を判断できます。探偵事務所を訪れる際やウェブサイトをチェックする際には、必ず標識の有無と内容を確認しましょう。
自宅からの距離を確認する
2つ目は自宅からの距離を確認することです。
調査内容によっては一度依頼をしても、打ち合わせや調査内容の確認のために何度か探偵事務所に足を運ぶことになるかもしれません。そのため例えば自宅から事務所が離れすぎていると、通うのが大変です。
自宅すぐそばにある事務所の場合は通いやすいメリットがある反面、人によっては「近所の人や知り合いに、事務所への出入りを見られるのではないか」と心配に思うこともあるでしょう。近所や知り合いの目が気になる場合、近すぎず離れすぎない場所にある探偵事務所を選ぶようにしてください。
調査料金が明瞭かどうかを確認する
素行調査に要する料金は決して安いものではありません。そのため調査依頼をする前に、調査料金が明瞭かどうかを確認しましょう。事務所によっては複数の料金プランを設定しているため、それぞれの特徴を理解した上でピッタリなプランを選ぶことが大切です。
調査を進めていく中で追加料金が課される可能性がある場合、どのような時にいくら必要となるのかもしっかり確認してください。
相性が良いかどうかを確認する
最後は自分と探偵の相性が良いかどうかを確認することです。素行調査で成果を得るためには、探偵が持つ調査スキルだけでなく、依頼者とどれだけ協力しながら進めていけるかが求められます。
そのため探偵との相性が良いかどうかは欠かせません。
初回相談時に話しをしてみて、「しっかり話しを聞いてくれる」「親身になってくれる」「依頼しても大丈夫そうだ」と思える探偵に調査を依頼するようにしましょう。
素行調査の結果の利用方法—法的手続きや対策を考える
素行調査で得られた情報は、適切に利用することで、その効果を最大化できます。特に、浮気調査やストーカー調査の結果は、法的手続きや問題解決に直結する重要な証拠となります。
例えば、浮気の証拠を得た場合、離婚訴訟での慰謝料請求や、子供の親権を有利に進めるための材料として利用できます。また、ストーカーの素性が明らかになった場合は、警察への相談や裁判での証拠として活用でき、法的保護を強化することができます。
素行調査の結果をどのように活用するかは、依頼者の目的や状況に応じて異なりますが、調査結果を最大限に生かすためには、法的アドバイスを受けることも検討すべきです。弁護士などの専門家と連携することで、効果的な対策を講じることができるでしょう。
まとめ
探偵が行う素行調査では、調査対象者の一般的な情報や浮気の有無・証拠、ストーカーの素性や嫌がらせに関する証拠など、多種多様な情報が手に入ります。
具体的に調査可能な項目はケースによって異なるため、直接探偵事務所に問い合わせてみると良いでしょう。
多くの事務所では初回相談を無料で行っているため、気になったところがあれば気軽に相談してみてください。